同族企業の2代目は社員の敵なのか!?

「初代が会社を作り、2代目で会社が傾き、3代目で潰れる」

このような言葉が世間では囁かれています。ネットで検索したりすると同族会社で働いている従業員らしき人たちが2代目を叩いているコメントをよく見かけます。

内容としては従業員に対する態度がひどい、公私混同がひどい、まともに仕事をしないといったものです。確かにそういった2代目もたくさんいるでしょうし、実際、2代目のイメージはあまりよくない印象を受けます。ただ全ての2代目がそうではありません。

私の場合、親の会社に入社した時、週休1日でした。土曜日も皆、出勤していましたが、デパートのように週末にお客さんが来るような業種ではありませんし、取引先も休みで正直、出勤する必要がありません。土日しっかり休んで月曜日から働いた方が生産性が上がると思います。

ではなぜ土曜日も出勤していたのかというと社長が会社に来たいからです。中小零細企業の社長はサラリーマン経験がない人も多く、仕事が趣味の人が多いのではないでしょうか。つまり、週末にすることが特にありません。なのでとりあえず会社に行くという思考になります。そして、社長が会社に来るんだから従業員も出勤して当然だという結論になります笑

 

しかし、このご時世、週休1日で特に給料が高くない会社に良い人材が入社してくれるでしょうか?答えは明らかだと思います。

 

現在、土曜日は休みになりましたが、2年説得してやっと実現しました笑

異常な状態が普通になっただけですが、社員の福利厚生に貢献している2代目もいることを気に留めていただきたいです笑

 

日本の労働生産性は先進国の中でも最低と言われています。同族企業の世代交代が進めば一気に生産性があがるかも知れませんね。